パニック障害患者、まったりとブログやる

パニック障害になってしまいました。言葉遊びしてます。Twitter@lotus0083 ふぉろーみー。

ネットでお仕事

今日も日課である散歩をしていました。僕は、日の暖かさを感じながら、いつものスーパーへゆっくりと向かっていました。今日は何を買おうか。何か旬の野菜とかあったら買ってみるかなどと、漠然と心に描いていました。

 

品物を手に取り、レジへと向かいます。頭の中で、1500円超えるかどうか計算しながら並びます。レジで言い渡された金額は1730円。くそ、少しオーバーしてしまったな、なんて自分を少し毒づきました。

 

買った物を袋に入れ、ゆっくりと家に向かいます。

 

 

「もうすぐ桜の季節だなぁ」

 

 

そんなことを思いながらふと別の考えが頭を過ぎります。

 

 

「あれ?そういやパニック障害だったっけ?」

 

 

そう、僕は外に行くときに必ず飲むようにしている頓服薬を飲むことを忘れていたのです。

しかし、レジに並んでいる時も、道を歩いている時も発作は起こりません。これはいよいよ良くなってきているなと気持ちが明るくなりました。

 

少し明るい気持ちになりながら家に戻り、パソコンの前に座ります。今の自分でも出来ることを少しでも増やすためにネットへと身を投じます。ツイッターのチェック、ライターの仕事を次々とチェックして目ぼしいものを探します。ライターの仕事には様々な依頼があり、中には「創業について」なんて絶対素人に書かせちゃダメだろみたいな案件も存在します。

 

 

これは大丈夫なのだろうか。もし、一回も創業したことが無い自分が

「創業は絶対におすすめです。なぜなら1円からでも会社は作れますし、自分の今やっていることに対して承認が得られれば、経費として様々なものを賄えます。今や会社を持っている人は日本で400万人以上。やらない手はありません!!」

なんて書いてしまって、実際にそれを見た人が

 

 

「おお、すげー!自分も会社持ってみよう!」

 

 

みたいになって、すぐに倒産してしまったらどうするのでしょうか?そして、その結果夜逃げもしなくちゃいけなくて、自分の家の床を掘って逃げようとしますが、途中で自分の赤ちゃんが泣いてしまって、「お願い、今だけは泣かないで・・・」なんて自分の奥さんがブルブル震えることになってしまったら、記事を書いた自分にも責任があるんじゃないのか。いくら稼ぐためとはいえ、無責任なことは出来ない!!そうだ、僕は誰も傷つけない稼ぎ方をするんだ!!

 

ぼくの良心が2秒ほど痛んで、その記事を書き始めます。まぁ正直、創業ってわけじゃないんですが、以前は個人で仕事を取っていてその辺の知識はあるので、2時間ほどで記事を仕上げました。そして、仕事の後のコーヒーは旨いなぁ、なんて物思いに耽ってました。

 

 

 

仕事というのは、責任と信頼で成り立っているのかもしれない。そういう意味では、こんな素人ライターに信頼を寄せてくれる会社もあるのだなと有難い気分になりました。

 

 

しかし、仕事の後のコーヒーは旨い。

 

 

なぜ、自分がこんなライターみたいなことをやり始めるようになったのか。ネットで色々探すようになったのか。

 

思い返せば、自分の病気がきっかけです。なった当初は憎みまくっていた自分のパニック障害。症状が軽くなった今では、この病気で色んなことを学ばせてもらう機会が増えました。そう思えば、病気も悪いもんじゃないな、なんてことをコーヒーを飲みながら思っていました。コーヒーカップから立ち上る香りが僕をしばし現実の世界から引き離してくれます。

 

 

ピロロン

 

 

けたたましいメール通知の音が、僕を一気に現実の世界へと連れ戻します。

 

 

 

 

大変申し訳ありませんが、先程お送り頂いた記事は不採用とさせて頂きます

 

 

 

やっぱ、普通に働いた方がいいかもしんない。早く治れよ、パニック障害