処方薬について考えてみた
皆さんこんばんは、岸野です。
最近、すっかり春らしくなってきました。冬に比べると、花粉症ってことを考慮に入れても断然過ごしやすいです。
パニック障害になる前までは、冬が一番好きでした。空気が澄んでいる感じがしますし、日没が早いというのも個人的には好きでした。
しかし、パニック障害になり、やはり暖かいというのは体にとっては負担が少ないことなんだと実感しております。
天気のいい日は、「14時ぐらいから外出して歩く」これが何もない日の日課になっています。
近所には店が結構あるし、公園とかもあるので行き場所には困りません。
今日は近くのブックオフに行ってきましたが、平日の日中のブックオフには何とも言えない空気が漂っています。
基本的に立ち読みが無料なので、色んな人が集まります。というか、平日の日中には変わった人がいる確率が高いです。
もの凄い汚い格好で漫画を読みふけるおっさん、必死の形相でせどりをやっているおっさん、18禁コーナーでまるで骨とう品を品定めするかのような目でDVDを探すおっさん。
そして、精神疾患を患っているぼく。
なんとも、侘び寂びを感じさせる雰囲気です。
さて、最近はそんな風にして周りを見渡す余裕が出てきました。
以前は外に出るだけでも精一杯、外に出たとしても周りのことを見る余裕なんてありませんでした。
家の中でも発作が出る回数が少なくなってきました。
このことから考えると、漸進的にではありますが病気は快方に向かっているのではないかと思います。
結構長時間パソコンを見られるようにもなってきましたしね。
このブログでも、様々な対処法を書いてきましたが、それが功を奏しつつあるんじゃないでしょうか。
とはいえ、やはり薬の力が大きいと思います。
パニック障害にかかった当初は
体調が悪い→動けなくなる→不安で頭がいっぱいになる→更に体調が悪くなる
という負の連鎖が起こっていました。特に将来のことを考えると不安で不安で潰れそうでしたし、過去に対する後悔がもの凄かったです。
心と体は繋がっているので、体調が悪くなるにつれて思考もネガティブなものへとなっていきました。
しかし、これは病気なんだと思い定めて、しっかり薬を飲むと、出来ることが徐々に増え、それで自信もついてきます。
体調が良くなると、考えることも段々ポジティブなものになってきます。
薬を飲む→体調が落ち着く→余裕が出てくる→不安感が薄くなる
という連鎖が今起こっているのだと思います。
もちろん、薬のおかげばかりでなく自分なりに生活改善をしてみたり、周りの理解が得られていたりと、病気が良くなってきた様々な要因があります。
パニック障害はきちんとした病気なのです。病気になったら、病気に対する対応をしっかりしてあげないといけないと思います。
精神疾患については、薬の服用に対して心配をする声がかなりあります。というか、薬を服用すべきでないとする本まであります。
依存してしまうからよくない、というのが代表的な薬対しての反対論ですが、ぼくは体調が悪くて出来ないことがあることがストレスなので、薬を使うことに賛成です。
ただ、薬を使うにあたっては、病院を結構巡ってセカンドオピニオンを受けたりとか、薬についてはしつこいほど医師に聞きました。
依存してしまうからよくないと言ってる方に限って、依存することで悪くなるものが挙げられなかったりします。
もちろん、薬を使うか使わないかは本人の自由です。ですので、本人が納得すれば薬を使わなくてもいいと思います。
ですが、薬を使うにしろ使わないにしろ、自分の体にとって今必要なことをしっかり考えて、自分の頭で考えることが大事です。
ダメだったら、変えればいいだけですので。
というわけで、薬を使うか使わないかで悩んでいる方。
今、自分にとって何が一番ストレスなのかを考えてみれば、一つの回答がだせるかもしれませんね。
病気の時は、身体に無理をさせないことが最優先であると、ぼくは思います。