認知行動療法って?の続き
皆さんこんばんは、岸野です。
今日は用事がありまして、人が多いところに行きました。
そういう場所に行くと、自分はパニック障害の患者なんだと思い知らされます。
家の中にいたり、人が少ない場所においてはそれほど体調が悪くなることは最近でありませんでした。
しかし、人が多いところはやはり違いますね。。
めまいや動悸になりそうでした。そして、家に帰ったらどっと疲れます。
やはりまだまだ元気になるには時間がかかりそうです。
でも、最終的には絶対に飛行機に乗って世界に飛び出したいと思っています。
まずは、タイに行くことを目標に。。自分の彼女の母国ですし、去年旅行したらめちゃくちゃ楽しかったので。
そのうち、タイについても書きます。
病気だからと言って、病人らしく振舞う必要は全然ありません。むしろ、あれやりたいこれやりたいって、希望を持つことってもの凄く大事だと思います。
さて、前回に引き続き「認知行動療法」のお話です。前回は、思考はどうやって作られていくのか?また、認知行動療法をものすごく簡単にまとめて紹介しました。
今回は、この治療法に焦点を当てたいと思います。
認知行動療法といっても、色んなプロセスがあります。
行動分析・・・自分の習慣的な行動を捉える。
機能分析・・・どんな状況で症状が現れ、どういう症状が起き、その直後の行動を捉える。
価値の明確化・・・自分がどのような方向へ生きていきたいかを捉える。言語化する
などなど、様々なプロセスを経て治療が行われます。
なぜこのような治療法が生まれたのでしょうか?
まずは、パニック障害は何もしないと約70%の患者は寛解をしないそうです。また、約58%の患者がうつ病を併発する可能性があり、不安や恐怖について適切に対処する方法が必要だったそうです。
また、前回書いたような思考のパターンの話ですが、パニック障害の患者には似通った思考のパターンがあるそうです。それが病気の原因であるならば、その思考のパターンを変えればいいという流れは必然的だと思います。
さてさて、まずこの「認知」が重要になってきます。
なぜなら、自分のことを省みるということはもの凄く難しいからです。
例えば、誤った行動を正当化したり、事実から逃げようとしたり、色々ありますよね。
しかし、この認知がまず最初の一歩となります。
具体的に紙に書いていきます。
「症状のきっかけ、反応、回避行動、症状が出た時の思考のクセ・・・etc」
この、紙に書くというのが大事だと思います。
ぼくの話になりますが、パニック障害になってから、紙に、「自分が嫌だと思うこと・後悔していること・直したいこと」などなど、それはそれはネガティブなことを書きまくりました。
過呼吸が嫌だ・もう将来はない・あんなことしなければよかった・・・等々。。
恥ずかしい話ですが、項目的には100は超えたと思います。
やりたいことはまったく思いつかず、ただただネガティブなことを書きまくってました。
また、それとは別に症状の記録も毎日つけています。
いつ症状が起こったか?何回薬飲んだか?何を回避しなければいけないか?などなど
すると、段々自分の思考のパターンや症状の傾向が見えてきました。
そして、薬が効いてきて症状が落ち着いたらやりたいことも書けるようになってきました。
現在は、その自分の思考のパターンや習慣的な行動を変えるべく勉強しているところです。
今は色んな医学の論文も読めるので、本当に勉強になります。
と、まぁこんなところで、次は、認知行動療法の「行動」について自分の経験も混ぜながら書きたいと思います。
寒暖差が激しい季節ですが、休む時はしっかり休んで生きていきます。
しかし、花粉がねぇ・・・。
参考にしたうちの一つの論文です