「自己注目」って?の話
皆さんこんばんは、岸野です。
いよいよ杉の木が本気を出してきたこの頃です。
ネットやYouTubeには、花粉症に関する情報があふれています。
パニック障害と同様なのですが、色んな情報があるってことは確立された万人向けの治療法がないってことの証明です。
花粉症はアレルギーの部類に入るのですが、アレルギーに関してはまだ謎が本当に多いらしいです。
これはパニック障害についても同様です。
問題を難しくさせているのは、人間の個体差、なんだと思うんですよね。
例えば、ペストとか結核など、人間は色々乗り越えてきましたが、原因が特定できて、外部からやってくるものを倒せば克服できたってことが、克服出来た要因としてあると思います。
それに比べ、人間の個体差を考慮に入れなくてはならない病気というのはもの凄く原因の分析が難しいのだと思います。
といってもある程度はカテゴリー化されると思いますので、色んなことを試して、ダメだったら次の方法、って感じでいくのが、今の段階ではベストなのではないでしょうか。
ぼくの病気の体験は、パニック障害にかかった人全員に共通することでは無いと思います。
ですが、共通する部分もきっとあるはずですので、そこを拾って頂ければ幸いです。
さて、自分が病気になると病気に関して色んなことが知りたくなります。
ぼくも時間があるときにパニック障害に関する記事を読んでいるのですが、その中で「自己注目」という概念を発見しました。
単語的には専門用語では無さそうなのですが、この単語を使うパニック障害に関する記事が大変多いので、この言葉については知る必要がありそうです。
調べてみると、「自己注目」は心理学の専門用語の一つでした。
簡単に言うと、「自分の気になるところを、気にしないようにすればするほど、その気になる部分が気になる」というものです。
例えば、電車の中とか公共の場所で太ももが痒くなって、でもズボンを脱げないからかけない状況にいる時、その痒みを気にしないようにすればするほど痒くなってくる、といったことってないですか?
これは、人間の心理的な問題らしいです。
パニック障害を患っている身としては、不安なことを解消しようとして、返ってその不安に注目してしまい、症状が出てしまうってことは確かにあるなぁと実感しています。
特に電車に乗っている時なんかそうで、電車は全く怖くないと思えば思うほど、怖かったりするんですよね。
というわけで、どうすれば良いのか少し考えてみました。
身もふたもない話しになって申し訳ないのですが、結局、意識を外に向けることしかないと思います。
あるいは、もう無意識の状態になるかどちらかです。
無意識の状態になるには、睡眠薬など。
また、意識を外に向けることによって、その不安にたいしては無意識になろうとするならば、他に集中できるものをあらかじめ用意するしかないと思います。
ぼくは電車に乗ったら、すぐにケータイ見て、本読んだりツイッターやったりします。
そうすることで、不安の緩和は確実になされていると思いますね。
まぁ、これも自分に合った方法を探してみるしかないのだと思うのですが。。
ただ、「自己注目」という概念を知っていて損は無いと思います。
不安に駆られ、その不安を消そうとしてもどうしようもないときに、「あぁ、自己注目っていう人間の意識が働いているんだな」って思えますしね。
ところで、この「自己注目」に関して、結構面白い記事がありました。
それは近日中に書きたいと思います。
何にせよ、やはり日々の生活の中での試行錯誤は欠かせません。
というわけで、今日はこの辺で。ありがとうございました。