薬のお話
こんばんは、岸野です。もう、あれですね。暖かくなったり寒くなったり。季節の移り変わり目なのでしょうか。季節の移り変わりにはまだ早いか。
今週の金曜日は雪が降るらしいです。
これはぼくにとって死活問題だ!!!!!
ぼく、東京にいるんですけど、東京ってめちゃ雪に弱い街じゃないですか。ぼくは雪国出身なので、雪道を歩くことには慣れてるもんですが、交通機関が・・・、終わる・・・。
薬を使えばある程度乗り物に乗れるようにはなってきましたが、例えば電車が停止信号とかでいきなり止まると、もう頭の中には台風が吹き荒れます。
「え、え?大丈夫なの!?っつーか、しぬぅぅぅぅ!!!!!」みたいなね。
これが雪でも降ってごらんなさい。
予期せぬ停止のオンパレードでしょ。これは、パニック障害患者にとってはかなり厳しい時期を迎えそうです。
まぁ、ぼくに列海王ぐらいの脚力があれば、歩いてどこまででも行くんですけどね。
「川?雪?問題ないっっっっっっ!!」みたいな。
とにかく、何かしらの対策をせねばならないです。結局のとこ薬頼りなんですけどね。
そう、その薬の話です。
パニック障害はうつ病や統合失調症などと同じカテゴリーにされている病気で、治療のために用いられる薬は「中枢神経系作用薬」と一般的には言われるものです。
同じカテゴリーに属しているとはいえ、それぞれの病気の特徴は異なっており、それぞれの症状に対応した薬がいっぱいあります。
といっても、現在パニック障害に有効とされている薬は抗不安薬もそうですが、抗うつ薬である「SSRI」(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)がかなり有効であるとされています。
この薬は副作用があまりなく、長期にわたって投与が可能な薬です。しかし、効き始めるまでに個人差はありますが、2~4週間ほどかかります。すぐに効く人もいるらしいんですけどね。すぐに効かないからと言って飲むのをやめるのはやめましょう。
実際に僕もこの薬を処方されてそろそろ2週間ですが、体は楽になってきたような気がします。まだまだ経過観察は必要ですけどね。
しかし、去年の12月にパニック障害を患ってこの薬を飲み始めるまでに時間がかかりすぎじゃない?そんなに効くなら最初から飲めばいいのに。
もっともな疑問です。
実際に僕もそう思いましたが、医師によって治療の方針は本当に異なってきます。
精神の病気は血液検査やMRIのようなはっきりと数値化されるようなデータがあまりないので、基本的には患者の症状の自己申告で医者は病状を判断すると思います。
その際、医者に「あまり重症そうじゃないな」と思われれば、不安を抑える頓服薬だけ出されますし、同じことを他の医者に伝えたら、また別の薬が出されることもあります。
ぼくの場合ですが、頓服だけの生活をしていたら症状が悪化してしまって、色んな病院巡って、出される薬や治療方針が先生によって段々異ならなくなってきたので、それで病院探しをやめました。
それが結構最近のことで、そんでSSRIを飲んでるって感じですね。
あくまでぼくの経験上での話しですが医者によって判断はかなり変わってくる場合があるので、体力的に余裕のある方はセカンドオピニオンをぜひおすすめします。
他にも、「抗てんかん薬」ってのもあるのですが、それはまた今度書きます。
では、今日はこの辺で。