人込みの歩き方
皆さんこんばんは、岸野です。
今日は、3カ月ぶりに髪を切りました。非常にさっぱりしました。
もう前髪が伸びすぎていて、花形満みたいになってましたからね。
しかも花粉症なので、髪が目に触れると痒くなるので煩わしかったんですよね。
パニック障害になる前は、渋谷の方まで行って髪を切っていたのですが、人込みがダメになってしまったので、しばらく髪を切りに行けていませんでした。
じゃあ近所でいいじゃん、っていう話になるんですが、なんでか分からないですが、髪を切りに行く場所ってあんまり変えたくないんですよね。
そこは一つのこだわりというか、髪型に対してのコンプレックスがあります。
さて、平日の昼過ぎに髪を切りに行ったのですが、渋谷はその時間でも人がいっぱいいます。
特に電車の改札付近には人が溢れています。
そこで、どうすれば自分にとってしんどくないか考えながら、実験しながら歩いてみました。
具体的には
- 歩く速度を変えてみる
- 視点を変えてみる
- 気を紛らわしてみる
です。
人が多いと、自然と周りのペースに合わせがちになりませんか?
特に狭いところだと、自分の歩く速度が遅かったりすると、歩く速度を自然に上げている気がするんですよね。
次に、視点。具体的には、サングラスなどで周りを見えにくくした方がいいのか、なるべく遠くを見た方がいいのか、うつむき加減で意識を自分に集中するようにした方がいいのか。
さらに、気を紛らわす方法としてのガム。まぁ、イヤホンで耳はふさいだ方がいいです。
結果として、歩く速度は一定がいいです。そして自分の思っているよりも少しペースは落とすことを意識した方がいいと思います。
ぼくだけの傾向かもしれないのですが、電車でもなんでも、スムーズに動いている時に急に止まったりすると、不安感を覚えます。この不安感はかなり強烈です。
なので、止まらないってことがぼくにとっては重要なのです。
そう考えると、人込みの中では少し遅く歩いた方が止まる確率が少なくなります。
次に視点ですが、これは人込みの中ではうつむき加減がいいと思います。
「うわぁ、混んでるなぁ・・・」って思うと、それだけで不安に襲われます。
なので、そういう時はなるべく自分のことに集中した方がいいような気がします。結果として、人込みは乗り切れました。
次にガムですが、これはかなり効果あります。ミント系がいいですね。
パニック障害の症状の一つとして、口が乾きます。そうすると、なんとなく息苦しい感じがするんですよね。
その時に、唾液を出すためにガムを噛むってのはとてもいいと思います。また、ミント系ですと、自分の呼吸が直に感じられるので、呼吸を一定に保つためのツールとしてとてもいいと思いました。
と、色々試しながら人込みを乗り切り、無事に美容院に到着。
美容院もパニック障害患者としては、ハードルが高いです。拘束されるって感覚が嫌なんですよね。
髪を切ってもらっている間は動けないので、なるべく自分のことに意識は向けずに、他のものに気を紛らわした方がいいと思います。
美容師さんと喋ったり、雑誌読んだり。
色々試しましたが、意識を向ける対象を、時と場合によって使い分けることがとても大切だと思いました。
症状が落ち着いたら自分の苦手な場所に行ったりして、色々試してみてはいかがでしょか?
そうやって、病気の症状をコントロールするというのも大切なことだと思います。
あと、やっぱり色んなところに行けるのは楽しいことだと思うので、自分の病気と上手く付き合いながら、行動範囲を拡げていきたいと思いました。
トライ&エラーを繰り返しながら、また頑張りたいと思います。