医者のお話
こんばんは、岸野です。
冗談じゃなく、1日14時間ぐらいは横になって過ごしています。今まで風邪ひいたときぐらいしかこんなに横になったことは無いので、腰が爆発しそうです。
薬の影響もあると思うんですが、それにしても眠い。今までの何かを取り戻すかのように眠り続けている感じですね。
昼寝はまったく問題ありませんが、ぼくはかなり寝つきが悪い方なのです。特に、この病気になる2~3週間ぐらいは夜に全く眠れませんでした。
ですので、寝る前は軽めの睡眠導入剤と漢方を飲むようにしています。
そのせいでしょうか、夢をよく見るようになりました。夢では過去のことや現在のことが、ごちゃごちゃになって登場します。今まであまり夢を見なかったので、最初はその夢次第で寝起きの気分はかなり変わっていたのですが、最近は慣れてきてあまり感情の起伏が無いようになりました。
つーか、朝は動悸が一番ひどいので感情の起伏を確かめている余裕なんて無いんですけどね。
朝一で薬飲んで落ちついて、って感じでそんな生活にも慣れてきました。
とにかく、体に余裕が出てくるまではなるべく先のことは考えないってことがかなり重要になんじゃないかと、最近思います。
だって、心配事ばっかりですからねー。
病気になって、未来が明るいって思えるほどタフでは無いので、考えないことで自分を守ってるって感じですね。
でも、この病気なったってことには必ず何か意味があるはず。病気でも出来ることがあるはず。
それだけは忘れたくないもんです。
さて、タイトルのお話ですが、ぼくはこの病気になって今まで6人ぐらいの医者と会ってきました。
どの医者にもそれぞれ個性がありますが、今お世話になっている先生は2人です。
恐らくですが、どの医者にかかったとしても、病気を治すルートってのはある程度一般化されているはずですので、出される薬にはそれほど差が無いと思います。
では、何が違うのか。
一言で言えば「コミュニケーション能力」なんだと思います。
もう少し掘り下げていくと、対話が出来るかどうかってことだと思います。
こっちの質問にきちんと答える医者なのか、それとも医者が欲しいと思っている答えしか受け入れない医者なのか。
この差はかなり大きいと思います。
例えば、「どんなことに今困っていますか?」という質問って必ずされると思うんですよ。
ぼくがいいなと思う医者は、一つの事柄をなるべく掘り下げようとしてくれます。
いつ・どこで・どんな気持ちになって・それがどれくらい続いていて・同じような症状は以前に出たか・治るまでにどれくらい時間がかかるのか・他の症例、、、etc
あまり好きではない医者は、こっちの聞きたいことをさえぎろうとします。そんで話が長いです。
と、まぁ、色々書きましたがこれって、一般的な人付き合いでも言えることですよね。
ぼくも、話しまくることはよくあったと思います。
人が話すことを「待てる・聞ける」これってやっぱり意外と難しいことなんだと思います。
そして、話をさえぎろうとする医者の問診が終わった後はめちゃくちゃ疲れます。
あぁ、こんなにストレスってかかるんだなぁと、今の体になって実感しました。
今はあまり多くの人と関わらないようにしていますが(病気なんでね)、復調したら、今日書いたことを忘れないでいたいもんです。
医者のお話っていうより、コミュニケーションのお話でしたね。