かんがえのお話
こんばんは、岸野です。
今日の東京は寒い風が吹いていましたね。病気を患っている身としては、辛いです。
こんな寒い日なんですが、今日は新しい病院に行くことになっていたので、遠出をしました。遠出といっても、電車で1時間半ぐらいなのでこのくらいの距離を毎日通勤していらっしゃる方も多いと思いますが、今のクソ体力な自分にとっては高尾山登るぐらい消耗するんです!登ったことないけど、高尾山。
昨日も書きましたが、外出するだけでえらい疲れるんですよね。本当にもう視覚と聴覚がビンビンなので。緊張状態が外にいるときは続くので、トイレもめちゃくちゃ近いです。駅に必ず一つトイレがある日本の文化はスバラシイデース。
昼間の電車って結構空いていますよね。ぼくは何かあった時のために、車掌さんに一番近い先頭車両か最後尾の車両に乗ることにしています。
薬も効いて割と電車にはスムーズに乗れました。窓からさしこむ柔らかな日差し。電車の心地よい揺れ。耳障りのよいちょうどよいボリュームの話し声。そんなことを感じ取れるぐらい余裕で電車に乗っていました。
しかし、他の席はめちゃくちゃ空いているのにずっと隣に座っているおっさん、お前はなんなんだ。もう勇気を振り絞って「すいません、他の席行ってもらえないでしょうか?実はわたくしこれかれこういう病気でして・・・」って言おうと思ったくらいです。おっさんが後から座ってきましたからね。
よし、勇気を出して言おう、そう思いふと隣をみるとおっさんのケータイの画面が目に飛び込んできました。そこには、片手で目を隠す女性がたくさん写っていました。
風俗情報見てるじゃねぇか。
そこでぼくは思いました。「あぁ、きっとこのおっさんはこれから会社をさぼって風俗に行くんだろうな。きっとものすごく楽しみにしていてかつ、仕事をさぼる緊張感で満たされているかもしれない。ここでぼくがこのおっさんにいきなり話しかけたら、おっさんはきっとぼくに自分の計画の全てがバレたと思い込んで、驚いてケータイを放り出し、目の前の女性に拾われてしまうかもしれない。そうすると、おっさんはセクハラだの痴漢だの散々言われ、社会的信用を一気に失い、温かかった家庭も崩壊。おっさんは北海道の誰も知らない地でタクシードライバーをやるはめになるかもしれない。それは可哀想だ・・・。」
とっさにそう思って言うのをやめました。
まぁ、そのおっさんが乗ってきた次の駅でぼくは降りる予定だったんですけどね。
どうですか、この思考回路。
こんな風に考えて頭の中がパンパンなもんだから病気になったんでしょうね。
同じ大変なことを経験したとして、病気になる人とならない人がいます。その差は、もしかしたら「思考の多さ」が一つの原因なのかもしれません。
現象は同じでも、考えることが異なれば頭とか心への負荷は全く異なってきます。
「考えすぎ」これは一つの病気のキーワードなんじゃないのかなと思います。
人の考え方というのはクセなので、考えすぎるなと言われても考えてしまうものです。ぼくもまさにこんな感じです。
そこで、今取り組んでいるのは「考えない訓練」です。
具体的な方法は申し訳ない、明日書きます。(電車での話を膨らませすぎて疲れた)
自分自身をメタ認知することによって、行き過ぎないように自分をコントロールすることが大事だなーと思います。
次は、自分が取り組んでいる「考えない訓練」について書きたいと思います。
では、おやすみなさい。
あのおっさんは無事に風俗へ行けたのかしら。