パニック障害患者、まったりとブログやる

パニック障害になってしまいました。言葉遊びしてます。Twitter@lotus0083 ふぉろーみー。

潜在意識の行きつく先

人は時に目に見えている物よりも、目に見えないものを信じることがある。

 

これは人間関係に往々にして起こることで、例えば大人になると人を簡単に信じられなくなってくる。それはある意味仕方のないことで、人生をある程度生きると、人から騙されるなどの苦い経験をすることもあるから、自己防衛として人を簡単に信じるのは良くないと思ったりするのだ。

 

以下に挙げるような人物を自分の周りで見かけたことが無いだろうか?

 

友人の紹介で初めて会った彼。ものすごく爽やかで、丁寧で優しい。知識も豊富で、私を空きさせることなく話をしてくれる。しかも、知識の押し付けではなく、むしろこちらが興味を持つように話を向けてくれる。笑顔も爽やか。収入だって悪くない。やっと私にも運命の人が見つかったんだわ。なんてうっとりするアキ。

 

しかし、アキはそんな彼について気になってしまったことを発見してしまう。

 

 

 

腕のほくろから出ている毛が異常に長い。

 

 

 

きっと、たまたまだわ。べつに顔とかじゃないからいいじゃない。

 

そんなことを思えば思うほど、気になってくるほくろの毛。彼はあの毛に気付いていないのかしら?そんなまさか。気付かない方が難しいほど、自己主張しているあの毛よ。お風呂に入った時ぐらい見るはず。まさか、彼はお風呂に入っていないんじゃ・・・?ううん、それはありえないわ。だって、清潔な身なりをしているもの。ということは、彼はあの毛をあえて残していることになるってことになるわね・・。

 

 

アキの思考はいつの間にか拡散していた。

 

そうよ、あえて残しているんだわ。でも一体何のために・・・?まさか、彼はあの毛を愛している・・・?自分の子供のように愛しんでいる・・・?だとしたら、あの毛と私とを比べた場合に一体彼はどちらを取るのかしら?でも、そんなことを気にする女って「仕事と私どっちが大事なの?」って聞いてしまう女みたいな感じで、印象を悪くさせちゃわないかしら。その前に、毛と比べられる私って何なの?そうよ!!それは失礼なことだわ!!危ない危ない、危うく彼の本性を見破れないところだったわ・・!!

 

 

なんて、見えないものに対して想像力を膨らませていってしまい。「現実に見えている素敵な彼」より、自分の妄想で作り上げてしまった「見えない彼」を信じてしまう人っていますよね。今回も例えがビシッと、ホールインワンのように決まって大満足です。

 

さて、皆さんも僕の例えの上手さに戦々恐々しているかと思います。ところでツイッターを見るのが日常茶飯事の僕。何気なくタイムラインを見ているとこんなツイートがありました。

 

 

「大丈夫大丈夫という言葉だけでは弱い。潜在意識に呼びかけるには現在進行形が必要。例えると、『あ、もう大丈夫になってきた』とすると潜在意識に呼びかけられます」

 

 

ぼくはこのブログで「大丈夫、という言葉はかなり効果あります」みたいなことを書きました。現に今でもこの言葉は自分の症状を落ち着かせる最適な言葉だと思っています。

 

しかし、上のようなツイートが流れてきたら調べてみたくなるじゃないですか。

 

 

「潜在意識」

 

 

いかにもうさんくさい自己啓発本が好きそうなこの言葉。潜在意識と精神疾患の科学的な繋がりは証明されているのでしょうか?

 

 

というわけで早速ググってみました。

 

「幸せを掴む潜在意識の法則」

「成功者が実践する潜在意識の使い方」

「潜在意識で恋愛を成就する方法」

「潜在意識、恋愛、お金、成功の引き寄せの法則

 

大変素晴らしいタイトルが画面上に満漢全席のような煌びやかさを伴ってずらりと並んでいます。きっと、冒頭に出てきたアキも結婚できない理由をこういったホームページから探すのでしょう。

 

 

やはり、人間はお金とか幸せとか大好き。

 

 

こんな時代にはケツを拭く紙にしかならねぇっていうのによぉ!!っていう、イガイガが付いた肩パットをつけて斧を振り回しているお兄さん方の言葉を肝に銘じてほしいもんです。

 

脱線しましたが、これではちょっと科学的なエビデンスに乏しそうなので別の言葉で検索をします。

 

 

潜在意識≒無意識

 

 

だと思いますので、「無意識」と検索にかけると、学術論文が結構出てきます。興味のある方はぜひ、お調べください。

 

さて、この無意識なんですが、現在でもよく分かっていないことが多いらしいです。そもそも、科学というのは実験と考察を繰り返すのですが、「無意識」に実験方法を考案するのが難しいらしいです。

 

そりゃそうですよね、例えばある人が食べ物を選択したときに、それが意識的なものか無意識的なものなのかを客観視するのはとても難しいことだと思うのです。

 

仮に、「どうしてその食べ物選んだの?」と聞いて「いや、なんとなく」と答えが返ってくるとします。

 

このように書くと無意識に選んでるじゃん、って思うかもしれませんが「なんとなく」を意識的に行っていた可能性も捨てきれないのです。ですので、「1+1=2」みたいな竹を割ったようなスッキリとした解答が得られないというのが現状らしいです。

 

しかし、それで終わらないのが学術界。

 

詳しい実験方法は割愛させてもらいますが、アメリカのある大学で

 

 

「嘘を見抜くときに、意識的に推理した方が嘘を見抜けるか、それとも無意識的に直感に従った方が嘘が見抜けるのか」

 

 

という実験を行ったそうです。

 

変数とか色んな数的要素が出てくるので、過程とかは省きますが、結果的に無意識的に直感に従った方が嘘が見破れる可能性は高いという結論が出たそうです。ただし、後に日本の大学でも更なる条件を追加して実験を行ったそうですが、そこではなんと明確な違いが表れなかったそうです。

 

なんとも歯切れの悪い実験結果となってしまいました。つまり、この実験においてではありますが

 

 

「無意識ってよくわからん」

 

 

ということが立証されたんだと思います!!!

 

 

そこで、僕は思ったのですが、まず確実に存在するものから考えていった方がよさそうです。

 

このブログでは何回も書いていますが「思考のクセ」は確実に存在するでしょう。

このことは脳の神経に関係があると、以前に書きました

 

amuro110.hatenablog.com

 

これです。

 

無意識的に考えていること≒思考のクセ

 

と考えるならば、そのシナプスが太いということです。思考のクセを変えたければ、変えたい方向に繰り返し繰り返し脳に言い聞かせるしかありません。

 

 まぁ、確かに現在進行形にした方が、その動作を実際にやっている姿が思い浮かびやすくなるであろうことは何となく想像できるので、脳にイメージを植え付けるためには現在進行形で、言い聞かせた方がいいのかもしれません。

 

しかしながら、科学的なエビデンスは今の段階では得られませんでした。これは、僕のリサーチ能力が甘いと言われても仕方ありません。

 

 

 

しかし皆さん、僕を責める前に少しだけ考えてみてください。

 

確かに、僕は皆さんの望むような結果を出せなかったかもしれない。そのことに関しては全く言い訳のしようがありません。しかし、僕はこの記事を作成するにあたって、全力でリサーチして、この記事が皆さんの役に立ちますようにと何回も祈りを何かに捧げました。

 

目に見えていないところで、僕はもの凄い量の努力をしてるんです!!優雅に水面を進んでいる白鳥は水面下では、もの凄い高速で足を動かしているのです。それは正に僕のことです!目に見えていないものを信じてみたっていいじゃないか!!ジークジオン!!

 

 

 

おっと、すいません。熱くなりすぎてしまいました。どうやら、目に見えない「潜在意識」が僕を突き動かしていたようです。

 

 

やはり、潜在意識ってものはあるのかもしれませんね。認めざるを得ないようです。

きっとアキも、潜在意識を開発して幸せな恋人を見つけることでしょう。

 

知らんけど。