認知行動療法って?っていうお話
皆さんこんばんは、岸野です。
昨日よりは寒かったとはいえ、今日も暖かい日でした。
まぁ、ただ花粉がね。。そろそろ本格的に飛び始めているっぽいです。マスク、花粉用のメガネは外出時に必須です。
マスクして外出ると若干息苦しいので、息が上がらないようにするためにも、焦らない落ち着いた行動が重要になってくるのです。
信号とかエレベーターとか。
冷静に考えると、次の信号まで待ったとしても複雑な交差点でなければ時間のロスは微々たるものです。
にもかかわらず、なぜか急いでしまう心理って働いてしまいませんか?
ぼくは割とせっかちだったので、歩くスピードとか速かったんですけど、今は歩く速度を遅くしています。息切れすると過呼吸になっちゃうので。。。
ゆっくり歩くのって意外と難しいです。自分のペースで歩くには、それなりに広い歩道が必要です。
バリアフリーのことを考えるきっかけにもなったりもします。
さて、昨日は「曝露療法」について書きました。
今日はパニック障害の本やサイトを見れば必ず書いてあるであろう「認知行動療法」のお話を書きたいなと思います。
その前に、僕たちはどのようにして意思決定をしたり、思考をしたりするのでしょうか?
もちろん、頭を使って行います。
外部の情報は頭の中のニューロン内を電気信号が流れることによって伝わっていきます。
例えば、イチゴをみたらその情報をキャッチできるニューロンが電気信号を送ります。
ニューロンは他のニューロンと直接はつながっていません。そのかわり、ニューロン同士は「シナプス」と呼ばれる構造で化学物質をやり取りをし、情報の伝達を行います。
こんな感じです。
さて、大人になるにつれて大抵のものは一瞬で名前が出てくるようになります。
道路の上を走っている鉄の塊→車
丸くて赤くて冬に出回る果物→リンゴ
みたいな感じですね。
なぜ一瞬で出てくるかというと、その対象物を繰り返し繰り返し認識しているからです。
先ほどのニューロンとシナプスの話に戻りますが、同じ情報を繰り返し見たり、同じことを繰り返し学んだり、同じことを繰り返し考えていることで、その情報を脳に伝えるシナプスが強化され肥大化されているのです。
繰り返し繰り返し同じことをやることによって、シナプスが鍛えられているって感じでしょうか。
これによって一つの情報伝達のルートが定まってきます。
さて、これによってその人の思考のクセが決まってきます。人にはそれぞれ思考のクセがありますよね。
同じ物事を見たのに、考えが違うってことはよくあることだと思うのです。
例えば良くある話で、コップに半分水が入っている状態で、半分しか入っていないと考えるか、半分も入っていると考えるか、みたいなやつです。
その認識のパターンは、その人が一生かけて作り上げてきたものなので、かなりシナプスの連結は強固と言えるでしょう。
頭ではポジティブに生きた方が楽しいって分かっているのに、いつの間にかネガティブに考えてしまう。そんなことってありませんか?
かくいうぼく自身も、なぜ自分がパニック障害になってしまったかと考えたときに、この思考パターンにも問題があったんじゃないかなと思うのです。
周りと比べて自分を追い込んでしまうクセがぼくには確かにありました。
それ以外にも考えられる原因はまだあると思うのですが、それはおいおい書いていきたいと思います。
話しはずれましたが、自分の思考パターンを客観的に見て、思考のクセを変えて、行動していこうねっていうのが「認知行動療法」です。
今回は長くなってしまったので、この辺にします。
次は、実際に認知行動療法について調べたことを書いていきたいと思います。