認知行動療法って?の続きの続き
皆さんこんばんは、岸野です。
昨日は通院の日でした。隣駅にある病院なので行くのは楽です。
苦手な電車も、隣駅にだけ行けばいいと思うと、全くといっていいほど不安は起こりません。
先生の話によると、薬を服用して効くまでには、やはりかなりの時間がかかるそうです。
今飲んでいる薬を飲み始めてそろそろ1カ月なんですが、まだまだかかるみたいです。
身体は楽になっているのは確実なんですけどねぇ。。
でも、最近は停滞期って感じです。格段に良くもならなければ、格段に悪くなることもない状態って感じです。まさに一進一退。
本当に何回も繰り返しになりますが、あせらないことが大事。
といっても、早く治りたいっていうのが人情なんでしょうけどねぇ。。
さて、今、このブログでは「認知行動療法」について書いています。
前回は主にこの治療法の全体像と「認知」について書きました。
今回は「行動」に焦点を当てたいと思います。
といっても、「認知」することが既に行動の一歩目になっているんですけどね。
具体的には「私が、今、ここで」という考え方から「私が、あの時、あそこで」というように考えを変える努力をします。
もう一人の自分を頭の中で作って、自分を観察する感じでしょうか。メタ認知とも言います。
さてさて、この行動療法には「ACTIONモデル」なるものがあるそうでして
Assess: この行動がどのように機能しているかチェックする
Choose: 回避か活性化かどちらかを選択する
Try out: 選んだ行動は何でも試す
Integrate: 新しい行動を毎日の生活習慣に取り入れる
Observe: 結果を観察する
Never give up: 決してあきらめない
これらの頭文字を取って「ACTION」って言うそうです。
これらの行動を回していく感じでしょうか。
例えば「電車に乗る→嫌な気分になるので乗らない→
乗れないと日常生活で困るのでツイッターとか読書に集中してみる→
少し気分が和らぐ→
ツイッターがいいのか読書がいいのか、それとも他に代替出来るものがあるか考える→
試して一番良さそうなものを取り入れる→それを習慣化する」
って感じでしょうか。
これは電車に乗った時の「回避行動」について焦点を当てていますが、生活習慣についても同じことが言えます。
「毎日遅くまで起きている→
これが病気の一因になってるんじゃないかと考える→
早めに寝ようと試みる→
早く寝た日と遅く寝た日で自分の体調を比べる→
良さそうなら早めに寝る→
でも、遅く寝る癖がついてるので寝れない→
習慣を変えるのは難しいのでそれを承知で繰り返して試みる(難しいことにチャレンジしていると自分をほめる)」
みたいな感じですかね。
そして、行動の結果なりは必ず紙に書いて自分で見れるようにすることが重要だそうです。
以上は、自分の行動を省みて変えていく一連のプロセスになりますが、最も大切なのは、「何のために行動を変えるのか?」ということを明確にすることが大事なことなんじゃないかと、ぼくは思います。
もちろん病気を治したい、症状を軽くしたいからです。
でも、この病気が治った先には何が待っているんでしょうか?
病気を治してやりたいことを出来るようになりたいとか、そういう答えが必要なんだと思います。
これはぼく自身にとっても耳が痛い話なのですが、病気になることでやらなくてもよくなってることって何かないでしょうか?
例えば、ものすごく辛い仕事が原因で病気になったとしたら、病気のおかげでその仕事をしなくて済むようになっている。病気になったら、周りが心配してくれるから嬉しい、などなど。。
心の底の底を覗いたときに、果たして自分は本当にこの病気を克服したいと思っているのかと、そこを辛いですけども考えた方がいい気がします。
病気になって得しているという想いが、治したいという想いより強ければ、多分病気は治らないんじゃないかなーと、そんな風にも思います。
ってゆう、ぼくのこの考えが、病気の原因になっているのかもしれませんが。。。
もはや哲学的ですね。
話は飛びましたが、総括すると「行動は、まず自分を知ることから始めて、良いと思った行動は時間をかけて取り入れる。そして、行動には目的が必要」ってことなんじゃないかなーと思います。
なんか今回は偉そうなことを書いてしまいましたが、次は実際にぼくが病気になって変えた行動について書こうかなーって思っています。
最後まで、お付き合いありがとうございました┏○ペコ